【憤怒の霊帝】アドラメレク

　ルーンナイト。ラムザの長兄であり、ガリオンヌの領主ラーグ公に仕える軍師の一人。父・バルバネスの遺言に従い、北天騎士団団長の座を弟のザルバックに譲り、自分は幼なじみでもある主君・ラーグ公の軍師となった。ラーグ公がもっとも信頼する重臣で、目的のためには実の弟の殺害をも厭わない冷酷さを持つ。軍師とはいえ、魔道に精通した魔法剣士であり、毒に詳しい事でも知られる。

Capter１.　ラーグ公と謀って、骸旅団サブリーダー・ギュスタヴにエルムドア侯爵誘拐を命じた黒幕。

Capter２.　国王の死後、ゴルターナ公を失脚させるために傭兵ガフガリオンと北天騎士団を使って王女オヴェリアの狂言誘拐、及び暗殺を図るが、教会とその命を受けたディリータの妨害により失敗。更にドラクロワ枢機卿と図って王女誘拐の真相を知る弟・ラムザらの抹殺を図るが、これも失敗に終わり王女はゴルターナ公の手に渡ってしまった。

Capter４.　その後、ベスラ要塞攻略の際、神殿騎士バルクの放ったモスフングスの毒による陣営の混乱に紛れ、南天騎士団の刺客の手に見せかけてラーグ公を謀殺。軍の実権を握り、“力”を持つベオルブ家による畏国支配を目指す。
しかし、神殿騎士ローファルとの密談から、父・バルバネス毒殺の証拠を掴んだ弟・ザルバッグと駆けつけたラムザの強襲を受けて倒れた。神殿騎士ロ－ファルから受け取った聖石『カプリコーン』によってルカヴィ・憤怒の霊帝アドラメレクとして転生する。

　三百年続いた名門ベオルブ家最後の当主であり、ベオルブ家による畏国統治の野望のための謀略に生きた男。

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