† カーミラ・カルンシュタイン
>> Carmilla (?~?~?)
 黒い目に焦茶色の髪を持つ細身の女ヴァンパイアで、ドイツの古城に住む令嬢ローラを狙う。百年近く続いたオーストリアの名門カルンシュタイン伯爵家のマーカラ伯爵夫人がその本体で、ミラーカとも名乗る。鉛の棺の中に溜めた血の中に眠っていた。

『吸血鬼カーミラ』


† 一磨
>> ? (?~1950頃~?)
 太平洋戦争の後、生地である忍びの隠れ里で峅杷の力を目の当たりにした一磨は彼らの力を欲し、峅杷の力によってヴァンパイアになったらしい。戦後の混乱期に東京のヤクザや犯罪外国人をまとめた秘密結社を束ねる一人。
 イレギュラ―で復活する夜刀の神の鎮撫・退治に当たっていたが、九住教授と新興宗教団体マゴーラカ神教を使って、血液の安定供給と世界の変革を狙う。

闇の親
峅杷
『夜刀の神つかい』


† ガブリエル・ド・リオンクール
>> Gabrielle de Lioncourt (1730~1780~)
 ブロンドにコバルトブルーの瞳を持った美しき侯爵夫人。
 イタリアからフランス・オーヴェルニュ地方のリオンクール侯爵家に嫁いで、8人の子をもうける。肺の病による死の直前に、パリで息子レスタトに会い、彼の血を受けてヴァンパイアとなった。
 彼と共に旅に出るが、その後エジプトで別れ、森や山など壮大な自然を求めて一人で世界中を歩き回っていた。
 1985年、『ザ・ヴァンパイア・レスタト』のコンサートに現れ、黒いポルシェにレスタトとルイを乗せて走り去る。

家族
リオンクール侯爵,8人の息子たち(但し、成人したのはオーギュスタンとレスタトの他1人だけである)
闇の親
レスタト
 
『ヴァンパイア・レスタト』


† カレル・ファン・デル・ヴェルフ
>> ? (?~?~?)
 アムステルダム伯爵。四都市同盟の吸血鬼氏族連合『四伯爵』の一人。アムステルダムの暗黒街を支配する、武闘派で知られる鉤鼻の男。神父ユーグとの戦いに敗れ、、十年前にヴァトー家を襲撃した吸血鬼の名を口にしようとしたところを、額を銀の太矢で撃ちぬかれて死亡した。

『トリニティ・ブラッド RAM』


† ギィ・ド・グランヴェル
>> ? (?~?~)
 ブリュージュ伯爵。四都市同盟の四伯爵の一人。四人の中ではもっとも新参。会計士を思わせるやせぎすの風貌に怜悧な切れ長の目、白い背広に銀縁の眼鏡をかけている。

『トリニティ・ブラッド RAM』


† キラー
>> Killer? (~1925頃~)
 牙ギャングのリーダー。ベイビー・ジェンクスをヴァンパイアにし、彼女を愛する。1925年頃ヴァンパイアになった年長者。

闇の子
ベイビー・ジェンクス
 
『呪われし者の女王』


† 桐敷沙子
>> ? (?~?~?)
 屍鬼。十二、三歳ほどの長い髪の人形のような顔をした少女。父親の友人が連れてきた人狼の異人によって屍鬼となった。墓場から隠坊によって助けられた後、家の別宅の蔵の中で両親によってあてがわれた奉公人を餌に生活していたが、家族を探して逃げ出し、同族の社会を作るため、土葬が行われている閉鎖的な村を探していた。人間のシステムを利用し、自分の身の安全を自らの才覚で得ることができるため、屍鬼の庇護者となっている。
 免疫異常と紫外線過敏などを伴う不治の難病、結合組織病の一種であるSLE(全身性エリテマトーデス)という触れ込みで、かつての村の有力者・兼正の屋敷を洋館に建て直して移住し、仲間を増やしていた。作家・室井静信の読者。
 実年齢は最も高いが、協力者である桐敷正志郎と千鶴夫妻の子ということになっている。

闇の子
辰巳?
『屍鬼』


† 桐敷千鶴
>> ? (?~?~?)
 屍鬼。外見は二十代の終わりから三十ほどだが、五十年程前に辰巳によって屍鬼となった。夫は子供を作る間もなく南方で死亡している。綺麗な顔立ちと俗っぽさのない垢抜けた感じのする女。戸籍を偽造し、桐敷正志郎の妻として外場村に移住してきたが、田舎暮らしを嫌い、独自に仲間を増やして勝手に活動している。隠れる必要のない拠点を求めている。

闇の親
辰巳
闇の子
清水恵、大川篤、他
『屍鬼』


† グイチオリ伯爵
>> ? (?~?~)
 ミラノで表敬訪問に来たヴァンパイアの一人。貪欲な目つきをした、いかにも悪辣なよぼよぼの老人。ヴァンパイアに愛されても狂うことの無いというヴァンパイア・マリアンナの娘テレーザを花嫁としていたが、バイロン卿に譲らされた。

『真紅の呪縛』


† 峅杷(くらは)
>> ? (十八世紀頃?~?~)
 忍者の血を引く者。
戦後の混乱期に東京のヤクザや犯罪外国人をまとめたという秘密結社Kを束ねる一人。三百年以上を生きている。戦後、五十年程前には、忍びの末裔の住む集落で女吸血鬼を滅ぼし、彼の力を欲した一磨を仲間に加えている。

闇の子
一磨,ヒカゲなど
『夜刀の神つかい』


† クラレンスレバンチュウーノサカッチナイトカイタンホースコピマイチラククルスアゲンスト
>> ? (十二世紀頃~)
 エメラルド色に輝く金色の髪、美しく伸びた四肢、かなり際どいボンテージファッションに鉤爪のような武器を手に備えている。ジルを日本に追いつめた吸血鬼ハンターであり、シスターの格好で彼女を探していた。
 八百年近く生きているが、十六年前に吸血鬼ハンターに追いつめられ、ブラックウイナーの吸血鬼ハンターとして生き長らえた。裏切った時のために心臓には爆弾が埋めこまれているが、既に十五年の電池寿命が切れてしまっている。
『僕の血を吸わないで』


† グレーケン
>> ? (?~?~?)
 不死生物。青い目にオリーブ色の肌、赤い髪をした光の勇者。混沌のラサロムに対する力として永遠の生命を与えられた存在。永遠の生命の証として鏡に映らない。

『ザ・キー』


† クレオパトラ七世
>> ? (前69~前30~後二十世紀初~)
 エジプト・プトレマイオス朝最後の女王。当時、既に伝説となっていたラムセス二世を呼び覚まし、その教えを受ける。
 二十世紀、身元不明のミイラとなって博物館に展示されているところをラムセスによって不死の霊薬を与えられ、甦る。

『マミー』


† クロウディア
>> Claudia (1790頃~1795.9.21.~1895?)
 金髪の巻毛に青い目、少女の可愛らしさと女性の魅力を兼ね備えた美少女。
 1795年、ニューオリンズの家で泣いているところをルイによって血を奪われ、レスタトがルイを自分に繋ぎ止めるためにヴァンパイアにした、ルイの娘であり愛人。
 幼くしてヴァンパイアになったために、人間としての知識・経験が殆ど無い、最もヴァンパイアらしいヴァンパイアだが、古い伝統の中においては、子供のヴァンパイアを作ることは禁忌である。
 長い年月を経ても子供のまま成長しない自分の身体に苦悩する。

家族
ペストで病死した母親
闇の親
レスタト
 
『ミッドナイト・ブルー』


† ケイシー
>> ? (?~?~?)
 デイヴィーが衰弱する原因を突き止めるために<ライヴ・ガールズ>に向かうが、店員をしていたシデに捕まり、ヴァンパイアとなる。

闇の親
シデ
 
『ライヴ・ガールズ』


† ケイマン
>> ? (前三十世紀頃?~前三十世紀頃?~)
 黒い髪と黒い瞳を持つ、ケメトのエンキル王の第一の家令。
 最初の血のヴァンパイアで、女王たちに対抗する存在となるためにメカレとマハレをヴァンパイアにした男。全ての始まりを知る一人である。
 タラマスカの記録の一部において“悪魔のベンジャミン”と記録されている。

家族
娘ミリアム
闇の親
女王アカシャ
闇の子
魔女メカレ
 
『呪われし者の女王』


† コンラッド・ヴァルカン
>> ? (十四世紀頃?~)
 黒い髪に、海を思わせる鮮やかなグリーンの瞳、彫の深い繊細な顔と、華奢な体つきをした17歳くらいの若い男。背は160cmほど(5フィート数インチ)こめかみや髪の分け目には白いものが目立つ。ハンガリーの王子を名乗ってロサンジェルスに現れる。
 元はハンガリー公爵の跡継ぎだというが、1342年頃のマジャール史において、北方の領主の王位継承者の末端に連なる者として、17歳の時に山越えの途中で馬車ごと失踪したという記録があるらしい。

『奴らは渇いている』




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