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【武器王】バリンテン大公

ゲルカラニス・バリンテン大公 ゲルカラニス・バリンテン
Gelkaranis=Barinten):大公
(白羊13日生:47歳)

 フォボハムの領主。
各地の諸侯をたばねる貴族の中の貴族、大公(アークデューク)。
王家とも血縁関係にあり、その力は小国の国王にも匹敵する。
強力な兵器を開発し、魔道士を育成するなど“武器王”の異名を持ち、“力”による畏国支配を狙う。

大公は武人ではないため五十年戦争で前線に立つことはなかったが、大公の下には様々な国から集められた傭兵部隊を擁し、大公の名代として活躍した。孤児院などを多く建設する裏で、戦災孤児のうち“才”のある者に英才教育を施してプロの暗殺者に育成しており、それらの孤児からなる暗殺集団“カミュジャ”を組織するなど、その軍事力の拡大に力を注いでいた。五十年戦争中にも、ガルテナーハ一族に伝わる一子相伝の“秘術”を手に入れようとしたが長老に拒否されたため、戦火に乗じてその村を焼くという非道を行っている。

ガルテナーハ一族であったマラークとラファは、これによって戦争孤児となっていたところをバリンテンに拾われている。

Chapter 3

 聖石の力を軍事的に利用することを思い付いた大公は、オーボンヌ修道院から戻ろうとしていた神殿騎士イズルードを捕らえて、アルマと聖石『ヴァルゴ』『スコーピオ』『タウロス』を強奪。 アルマを囮としてラムザが持つ『ゲルモニーク聖典』を手に入れようとする一方で、その所在を武器に、聖石を持つ神殿騎士団との同盟を提案する。しかし、その脅迫まがいの無礼な態度がヴォルマルフの怒りに触れ、リオファネス城兵500人以上がヴォルマルフに虐殺されることとなる。惨劇の中、一人屋上に逃れた大公は、彼への復讐に現れたラファに銃を向け、妹を庇って飛び出したマラークを射殺。マラークに預けていた聖石『スコーピオ』を奪おうとしているところを背後から現れたアサシンのレディに投げ捨てられ墜落死した。



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