太陽と聖印に護られた双頭の獅子が
治める国・イヴァリース… “五十年戦争”の敗北より1年後 前王の病死により 即位することになった王子はわずか2歳 その後見人が事実上の王といえる 後見人は王妃の実兄・ラーグ公が 有力視されていたが 王妃の支配を恐れた議会がラーグ公を排斥 前王の従弟にあたるゴルターナ公を 摂政に任命し、後見人とした ゴルターナ公とラーグ公はどちらも 先の“五十年戦争”において 多くの武功を挙げた将軍同士 ゴルターナ公には王家に仕える 有力貴族の大半が味方したが “五十年戦争”のツケによって没落した貴族や 職を失った騎士らはこぞってラーグ公に味方した 黒獅子を紋章とするゴルターナ公と 白獅子を紋章とするラーグ公 後に“獅子戦争”と呼ばれる 戦乱の始まりである… |