時期 | 歴史 | 真説 |
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オウガバトル以前 | 古の時代、一人の人間の王が大地神バーサに愛され、その間に一人の娘ダニカが生まれた。しかし、ある時ダニカはデムンザによって連れ去られてしまう。王とその騎士達はバーサの加護をもってデムンザを敗り、ダニカを取り戻した。王とバーサは、共に戦った騎士達の功績を称え『ダニカの騎士』の称号を与えた。 バーサ神が天へと戻っていく時、バーサは亡き王の大地に山々を作り、天へ戻るための道とした。 |
古の時代、一人の人間の王が大地神バーサに愛され、その間に一人の娘ダニカが生まれた。しかし、ダニカは魔界に豊穣をもたらす事を狙った魔界の王デムンザによって連れ去られ、そこで『魔界の果実』を口にしたダニカは豊穣の女神と魔界の女王という二つの性格を持つ事になってしまう。それを不憫に思ったバーサ神は娘ダニカの体を五つに分け、心を司る体を地中深くに封印、四肢は『ダニカの騎士』として彼女の眠りを守る分身としてカオスゲートに配したのだった。
その後、バーサ神が帰還したと思われるカオスゲートにはバーサ神殿が、ダニカ神を封じたゲートには後にダニカ遺跡と呼ばれる建物が築かれた。 |
オウガバトル | オウガバトル | |
パラティヌス王国建国 | 現在のパラティヌス中央・西部(黒の大地)に西方から藍の民と呼ばれる遊牧民が流入。その地に住み、農耕・牧畜を中心としていた金の民は東の山岳地帯へと追いやられるが、数年後に英雄『開闢王』ヴィラーゴが現れる。東部山中で神の力を手にしたヴィラーゴの力によって藍の民は金の民に降伏。ヴィラーゴは両民族をまとめ、パラティヌス王国を建国した。 | 西から来た遊牧民によって山岳地に追いやられた金の民の内に、純粋に力を欲する男ヴィラーゴが現れた。彼は東方トレモス山中にあったカオスゲートからダニカの騎士と接触。孤独の寂しさから復活を願ったダニカは、自らが復活する際の心の依代としてヴィラーゴの子孫を捧げることを条件に究極の力と契約の証となる神剣クラウ・ソラスを与え、再び眠りに就く。
神の力を得たヴィラーゴは、凍てつく風と大地の怒りを持って藍の民を圧倒的な力で押し返し、開闢王としてパラティヌス王国の祖となる。 |
王国暦234年 | プロカス王の次男としてユミル王子が誕生するが、それによって王妃が死亡。愛する王妃を失った王は、王子の異相もあって王子を疎むようになる。 | 王家に金髪碧眼という金の民の姿から外れた、ダニカ神と同じ銀髪紫眼の王子が誕生する。第二王子として生まれた彼が『契約の子』であったが、その誕生は自然なものではなく、魔導師ラシュディの意志が介在していたようである。 |
235年 | 魔導師ラシュディと西部地域の藍の民の女性との間に娘マーリが誕生。神と魔の知識を受け継ぎ、神によってなされたカオスゲートの封印を解く知識と力を与えられている。 | |
239年 | 冥煌騎士団長ゴドフロイ・グレンデル率いる第三次光焔十字軍によりニルダム王国滅亡。十字軍は更にパラティヌス王国西部に侵攻。講和条約により、パラティヌス王国は自治権をもった従属国としてローディス教国に併合される。 | 十字軍は、名目である周辺諸国の教化と同時に、それらの地域にある神の力を持つ遺物、特に究極の力と呼ばれるものの入手を秘密の目的としている。 |
242年 | ローディス教国本国において教皇派によるクーデター発生。冥煌騎士団長ゴドフロイ、監督官ヴォグラス・V・ラームズ准将らが殺害され、冥煌騎士団は、騎士団としての地位を落とす。その後、冥煌騎士団と光焔十字軍はゴドフロイの長男であるリチャードに引き継がれた。 | |
251年 | オウガバトル64の始まり。 南部軍に配属された新兵により、魔獣・山賊の退治が演習として行われる。演習は無事成功、それらの魔獣の出没は、活動を活発化させていた革命軍を名乗る反乱分子によるものだったことが判明する。彼等による視察中のユミル王子襲撃事件、及び南部での活動は、新たに士官となったマグナス・ガラント率いる小隊(蒼天騎士団)の活躍により鎮圧され、その後の革命軍の一斉蜂起に際しても、蒼天騎士団が革命軍の指導者フレデリックを捕らえられることで終結を見るかと思われた。 それまでの戦いと中央騎士の行いを見て来たマグナスは、軍の正義に疑問を感じてフレデリックの殺害を拒否。逆に彼を助けて蒼天騎士団共々革命軍に参加してしまう。 |
ゴドフロイの死によって力を失い、再興を狙う冥煌騎士団長リチャードに対し、魔界の住人ゼーダが接近。『究極の力』入手の手助けと引き換えに魔界の女王ダニカの復活に協力させ、共闘体制を取る。これにより冥煌騎士団には容易に魔界の力を借りることのできる『魔界の果実』が渡された。しかし、それらの情報は上層部と最低限の兵士にのみ伝えられていたらしい。 |
南部騒乱に対して中央からの援軍が送られるが、南部軍内に出現した魔界の住人の襲撃により中央軍はほぼ全滅。援軍を得られなくなった南部軍は勢い付く革命軍に敗れ、南部全土は革命軍の手に落ちる事となった。 | 不祥事の連続に焦るゴデスラス将軍は、パラティヌス王国軍官代理である冥煌騎士ボルドウィンから受け取った『魔界の果実』を、その正体も知らぬままに使用。そこから数多くの魔界の住人が召喚される。しかし、魔界の住人の手を借りながらも、その力を使いこなせぬままに南部軍は革命軍に敗北、ゴデスラス将軍自身もその身を暗黒道に堕として戦うが、戦死した。 | |
南部独立に対して中央政府は東部・西部に対して革命軍殲滅を指示。東部軍は動きを見せなかったものの、西部軍は西部将軍ユミル任官と同時に南部に侵攻する。
革命軍は蒼天騎士団を主力に西部に侵攻、旧ニルダム王国領を解放するが、中央から派遣されて来た騎士レイドが西部軍とは別にローディスから借り受けていた旧ニルダム王国の奴隷兵や、先遣隊として派遣されていたローディス正規軍とも接触してしまう。幸い、潜入したゼノビア人の活動により旧ニルダム王国内で反乱が勃発、ローディス本国はその対応に専念せざるを得なくなったため、パラティヌスへの本格侵攻は避けられた。 |
西部将軍に就任したユミルの元には、西部将軍の証として大地の神との契約の証である神剣クラウ・ソラスと、ゼーダから預けられた少女マーリが、冥煌騎士団の手によってユミル付きの侍女として連れて来られていた。契約の子と力を秘めた娘の間に謎の共鳴が起こる。 | |
南部・西部での連勝に意気上がる革命軍は、戦いを望まぬ西部軍からの和睦の申し出に対しても強硬な態度を崩さず、結局、革命軍と西部軍との決戦を招く。西部城を陥落させた蒼天騎士団だが、西部将軍であるユミル王子は既に姿を消していた。 | 西部軍は革命軍の前に敗れ、副将軍アンキセスはユミル王子に革命軍の参加を勧める。しかし、ユミルの存在を重要視する冥煌騎士の手によってユミルは連れ去られてしまう。 | |
3週間後。ローディス教国と直接接する西部地域北部平原からのローディス軍の侵攻を警戒した革命軍は、西部を南北に隔てるイタカ山域の南にまで撤退していた。しかし、ローディス軍は西部を無視して中央へ侵攻、パラティヌス王国の自治権を奪って完全指揮下に置くと同時に、その軍を更に東部へと向けていた。
革命軍は、かつてローディスの侵攻・教化に強く抵抗したバーサ教の聖地である東方教会を自らの味方に付け、中央軍による東部制圧を避けるため、東部に進軍を開始。侵攻していた中央軍を撃破、新東部将軍によって幽閉されていた祭主オディロンを救出すると、ローディス軍を追ってバーサ神殿に向かう。冥煌騎士団からバーサ神殿を守った蒼天騎士団だが、遺跡からは魔族が現れ、各地に散っていった。蒼天騎士団は再びバーサ神殿に侵攻、カオスゲートの破壊に成功する。 |
東部では、中央から東方教会の監視と『究極の力』の調査のために送りこまれていた官吏ケリコフが『魔界の果実』によって引き起こした悪魔憑き事件でオディロンを失脚させ、自らが東方祭主の地位に就いていた。『究極の力』に関する情報をを手土産にローディスに寝返ったケリコフだが、情報を得たローディス軍に使い捨てられ、頼るべきものを失った彼は何処かへ姿を消す。
一方、トレモス山中のバーサ神殿では、冥煌騎士によって連れ去られたユミルが『魔界の果実』を口にさせられていた。しかし、『契約の子』であるユミルから魔界の住人は生まれず、ダニカ神の強大な力と意識がユミルに流れ込み始める。それをコントロールさせたのは、侍女マーリであった。力と記憶を得たユミル王子は、神剣クラウ・ソラスと自らの血によってバーサ神殿の封印を解くと、かつて開闢王との間に交わされた約束により、カオスゲートの中へ消える。 | |
一ヶ月後。東部の混乱は祭主オディロンの復位により沈静化。東部は革命軍との共闘を約束する。革命軍は、魔族の危険性を警告、中央に対してローディスからの離反と革命軍との和解を望むが、中央からの返答は無く、ローディスの三司官が行方不明となっていた。 | バーサ神殿の崩壊によりローディスを見限ったゼーダが、もう一つの遺跡に関する情報を持つパラティヌス側に離反。力を望む国王プロカス、アムリウス皇子、冥煌騎士団のテンプルコマンドらを暗黒道に堕とし、魔族・中央軍・光焔十字軍の共同軍が完成していた。 | |
中央への難関であるロムルス要塞内でアムリウス皇子が戦死。 | 究極の力を得たユミル王子が異界から帰還。自らの目的のため、ダニカ神の復活を狙う魔族を従えて王都を治める。 | |
革命軍主力蒼天騎士団の攻撃により王都は陥落。プロカス王、ユミル王子も死亡し、革命は終結を迎えた。 一方、本国では既に力を失い、後が無い冥煌騎士団は西部城を拠点に活動を続けていた。その真の狙いを知る蒼天騎士団は手勢を持って最後の決戦を挑み、冥煌騎士団を完全に壊滅させた。 |
ユミルとダニカ神との接触により、究極の力を得たユミル王子が解除するのみとなっていたダニカ神の封印だが、ユミルの死によって魔族の計画は破綻。ゼーダは、神剣クラウ・ソラスとマーリの力によって封印を解こうと狙うが、自らの出自を知ったマーリの手に倒れる。しかし、マーリの悲しみによってダニカ神はその姿を現わした。契約を交わしたことを悔やみ、復活を望まぬダニカ神だったが、古の王と同様、純粋に力を求める冥煌騎士ボルドウィンの強い意識に影響を受けてボルドウィンと融合、魔界の女王として復活を遂げる。ダニカを核に周辺に魔界が広がるが、ダニカは蒼天騎士団によって倒され、再び眠りに就くこととなった。 | |
ボルドウィンの手によって殺されたマーリの胎児の体を得て、魔導師ラシュディが復活する。神の依代と強い力を持った娘との間に産まれた肉体をもって、目的のために行動を開始する。 | ||
半年後 | 革命の指導者フレデリックがパラティヌス国王として即位。 | |
数年後 | 大いなる戦いにおいて共和王フレデリック死亡。王の右腕と称されていたマグナスがその後を継いで王となる。 |