赤血球(Erythrocyte) |
無核、両面がくぼんだ円盤状細胞。血液1mm3(=1μL)中に男性約410~530万個、女性約380~430万個含まれている。直径7.5μm、厚さ2μm、容積87μm3。また、赤血球の容積のおよそ30%を血色素(ヘモグロビン:hemoglobin(Hb))が占め、生体に必要な酸素を輸送するが、年齢による差が大きく加齢とともに減少する。骨髄で作られ、寿命は100~120日。
循環血液量のなかで赤血球量の占める割合を体ヘマトクリットという。
ヘモグロビンは肺の毛細血管で酸素と結合、各組織で酸素を分離することで身体に酸素を供給している。 |
白血球(Leukocyte) |
球形、有核の血液細胞で、色がついていないために白色の外観をしており、大きさは型によって様々。(しかし、ある変異に対してアメーバ状の変化を被り得る)。血液1mm3(=1μl)中に約5~9000個含まれている。
顆粒球と単球の貪食作用によって感染性因子に対する生体防御において重要な作用を果たしている。
- 正常比率
- 好中性顆粒球(45~60%)
- 好酸性顆粒球(1.5~4%)
- 好塩基性顆粒球(0~0.5%)
- リンパ球(30~45%)
- 単球(3.5~6%)
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血小板(Blood platelet) |
核のない血球。直径1~4μmで、血液1mm3(=1μl)中に約14万~36万個含まれている。寿命は7~10日。怪我などで出血したとき、血液凝固によって血管壁を補修したり出血を止めたりする。形状は様々で、楕円、三角、半円、菱形などをとる。 |
血漿(Plasma) |
血液の液性部分で、その中に血球等の有形成分が浮遊している。凝固の際、血漿はフィブリン(凝固部分)と血清とに分離する。 |